Monochrome Passage

kv492.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2009年 02月 01日

こ・れ・か・ら

昨日、2週間ぶりに母の様子を見に施設に行ってきました。母は落ち着いた様子で、体調の悪いこともなく、まあぼちぼち。

R7_2009-01-24_053
(R7, Macro-Elmarit-R 60mm, Ektar100)

一週、間があいただけですが、職員の方が一部替わられていました。介護の職場は、きわめて離職率が高いと言われていますが、それを実感します。
母のお世話になっている施設は、大きな病院の付属機関で、環境的にはかなり良いところなのですが、それでも仕事は相当に大変だそうです。
インドネシアからの介護士の受け入れが報道されていたのを話題に会話しましたが、あれも現実は疑問符つきとのこと。まず、受け入れているのは研修生で、日本の介護現場で教育を受け、3年か以内に国家試験に合格すれば、そのまま働き続けられるというもの。その間の彼らのいっさいの面倒は、介護施設持ち。試験はもちろん日本語。合格しなければ、手間暇コストかけて育ててもサヨナラになってしまう(試験は日本人にもむずかしくなってきているから、合格率は良くないでしょう)。それに対する国からの支援はなく、それどころか、あっせん手数料を取られるだけなので、使いたくても使えないそうです。

翻って、自分も長生きしていいもんだろうか、なんて考えてしまいます。
先日、高速道路を逆走した大きな事故がありましたが、運転していたのは認知症の方。被害者はもちろん、加害者の家族も悲惨ですね。それをどうやって防ぐかは何も決まっていない。
今の情勢だと、認知症になって90歳すぎまで生きてしまったら、子供達に大変な迷惑かけるのは間違いない。

誰のための介護保険制度なんだろうなあ。

by kv492 | 2009-02-01 22:26 | 日々のこと


<< FinePix F200EXR      1937 Salzburg >>