Monochrome Passage

kv492.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2008年 12月 27日

DMC-G1 with Leica Lenses #5

今日は快晴。昼前から、DMC-G1 の試写第五弾に出陣。お伴は、Jupiter-11 135mm F4 と Hektor 135mm F4.5 である。長玉2本だし、風も強いので、三脚も持参した。

Jupiter-11 は、Contax I 用にラインナップされた Sonnar 13.5cm F4 のコピー。親譲り(?)の、立体的で引締まった写りをする。何故か、最短撮影距離が 2.5m と親の倍くらいあって、扱いにくいのが欠点。

_1000584
(DMC-G1, Jupiter-11 135mm F4) 絞りはF5.6

_1000591
(DMC-G1, Jupiter-11 135mm F4) 絞りはF5.6

_1000597
(DMC-G1, Jupiter-11 135mm F4) 絞りはF5.6

270mm 相当の画角となるから、さすがに手持ちではきびしい。このレンズは、三脚取り付け穴がないので、ボディを三脚につけたが、これでもかとネジを締めつけないと安定しないのには閉口した。へたってきているのもあるのだが、国産の雲台はいまひとつだなあ・・・。



このレンズは、戦前から20数年間製造されていたロングセラー(と言うのかな)。私のものは1958年製らしいから、ほとんど最後期のもの。カラー・バランスは悪くないし、逆光にもそこそこ強い。

_1000605
(DMC-G1, Hektor-M 135mm F4.5) 絞りはF5.6

_1000614
(DMC-G1, Hektor-M 135mm F4.5) 絞りはF5.6

_1000656
(DMC-G1, Hektor-M 135mm F4.5) 絞りはF5.6

描写については、際だった特長がない。そこそこ解像力があり、そこそこコントラストが高く、発色もそこそこ・・・。トーンはさすがに現代のレンズより豊かだが、同時代の他のレンズと比べて特別というほどでもない。ライカらしい「いい色」もあまり出ない。
描写以外にはいろいろ特徴がある。大きさ・重さはもちろんだが、最短距離から無限遠まで、ヘリコイドが 320度くらい回転する。そのため、精密にピントが合わせやすいのは大きな利点だろう。また、距離目盛りに 50m 、 100m (無限遠とは別) がある。ここまでのものは他にあまり記憶がない。
DMC-G1 より重いレンズなので、レンズ側を持って構える感じになる。そのためか、DMC-G1 との組み合わせでは、Jupitr-11 よりも手ぶれを抑えやすかった。三脚への取り付けも、取り付け穴があるので、安定する。
安心して使える換算 270mm レンズとしたら活用のしがいがありそうだ。

鳩の集団を撮っていたら・・・・
_1000665
(DMC-G1, Jupiter-11 135mm F4) 絞りはF5.6

鳩も気づいて、さっさと逃げてしまった。残念でした~、と猫さまを見ていたら、
_1000666
(DMC-G1, Hektor-M 135mm F4.5) 絞りはF5.6

ガンつけられた。こわ~(^0^)。

by kv492 | 2008-12-27 23:30 | その他のメーカー


<< 一休み      D-LUX4 アクセサリー到着... >>