2008年 10月 06日
今日は熱があり、早めに帰宅、そのまま寝込んでいた。 しばらく前に購入していたが、昨日まで観る機会のなかったDVD。ダニエル・ハーディングの指揮、ピーター・ブルック演出によるモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」である。 カメラがしきりに動いたり切り替わったりして、舞台の全貌がうまく伝わってこないが、とても面白いプロダクションだ。 ブルックは大家中の大家だから、今さら言うまでもなく、想像力あふれた演出。この上演の時には70歳をとうに超していたはずだが、斬新さと鮮鋭さを失わないのは、いかにも「ヨーロッパの知性」である。 ハーディングの棒も新鮮。ベーム、カラヤンあたりの商業主義的伝統主義(こんな言葉あるのか?)は過去の悪習と清算してからスタートしている指揮者なので、音楽のとらえ方がストレート。序曲冒頭の入りからして、ニヤリとさせられる。歌手陣が小粒なのが残念なところではあるが、オペラとしての良さはじゅうぶんに伝わってくるし、楽しめた。 「ドン・ジョヴァンニ」では、鬼才ロージー監督による映画版があり、歌手陣は豪華キャスト、映像はさすがロージー、見事なものだが、マゼールの棒とライモンディのタイトル・ロールが冴えない。どっちもどっちな感じだ。 ハーディングには、2006年のライブ映像もあるので、折りをみて視聴したいと思う。
by kv492
| 2008-10-06 23:25
| 音楽/映画/演劇
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