Monochrome Passage

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2013年 03月 10日

フレスコジクレーでプリント 1

毎日おじゃましているBLOGに紹介があり、ダメ元と申し込んだフレスコジクレーのモニターが当選しました。
ファインアート紙は、以前使ってみたことがありますが、思うようにはプリントできず、むずかしいなあと断念
しました。今回は願ってもないリベンジ! と意気込んだものの、さて何をプリントしようか・・・。
普段撮っているのは動きもの、しかも激しいものなので、写りでみるとこれといったものがありません(まあ、
腕の問題なのでしかたないのですが)。だいぶ悩みましたが、ようやく、5枚ほど選んで、プリント開始。

フレスコジクレーでプリント 1_a0062758_2284246.jpg


プリントの環境は
Windows 7 Professional 64bit
CPU: Core2 Duo E6850
Memory: 8GB
Printer: EPSON PX-5500
Monitorは、Spyder で測定、専用ICCプロファイルを作成して使用。

写真は、全て、RAW(AdobeRGB) で撮影したものを、Capture One Pro 7.1 で 16bit TIFF形式
(AdobeRGB)に現像し、それを EPSON の Imaging Workshop で読み込み、用紙サイズに
あわせたトリミングと明るさ、シャープネスの調整をし、プリントしています。用紙の種類は、指定通りに
「UltraSmooth Fine Art Paper」を指定しています。この指定ですと、Imaging Workshop が、
ドライバーは色変換なしに設定し、UltraSmooth Fine Art Paper用ICCプロファイルを使って
色変換したデータをプリンターに出力します(そのはず)。
ざっとプリントし、一週間たったところでは、用紙自体の色をさっ引いても、若干黄色みがかかる感じです。
他のモニターをやられている方々では、グリーンがかるとレポートが多いようですので、プリンター機種の
違いやいろいろな要因がありそうですね。

どれも、常用している、ピクトリコ・プロフォトペーパー(これが、私のところでは、モニターの色と一番
近い色が出ます)でA3プリントしていましたので、それと比較すると、想像以上に差がありますね。

タイプRの方は、他のモニターの方々が言われてますように、立体感が良く出ますね。
一言で立体感と言いましたが、飛び出す絵本のような、被写体の遠い近いがはっきりわかるというのでは
なく、人の頬や肩、二の腕のあたりのに顕著ですが、ふっくらしたものがふっくらと見えるような立体感
です。ピクトリコ・プロフォトペーパーでも出ますが、一枚二枚上ですね。
タイプSの方は、立体感はやや後退しますが、きめの細かさが印象的です。
デジタルカメラですと、被写体の表層をつるっとさせてしてしまい、人はマネキン、動物は剥製みたいに
なるものがよくありますが、それとは異なる、自然な滑らかさが感じられます。

いずれにせよ、元のデータが良くなければこの用紙の良さは現れにくいというか、元が良いほどプリント
結果は良くなっていく、そんな感じがします。
デジタル・プリントは、銀塩プリントに比べ、元の差があまり現れないですが、この用紙ではその幅が
ぐんと広がってきそうに思います。

次の課題は、シャドー部の処理。何も手を入れないと、やはり、つぶれますね。これは、また。

今回の元データに使った機材は下記のとおりです。

Laica M8 + Tele Elmarit-M 90mm/f2.8
Laica M9 + Summilux-M 50mm/f1.4
Sony NEX-7 + Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA

http://proselection.weblogs.jp/epson_proselection_blog/2013/02/post-eece.html

by kv492 | 2013-03-10 23:55 | 写真・カメラ


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