Monochrome Passage

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2012年 02月 18日

X-Pro1 の印象

注)一部文言を変更し、追記をしています(2012/2/19)

いよいよ X-Pro1が発売されましたね。
個人的には、この秋のフォトキナで、ライカの新製品やニコンD4の廉価機が出ると予想されるので、
購入の予定はないのですが、気になっていることがあったので、お客さんが少なくなった時間に、
いじってきました。

気になっていたのは、近距離(数10cm以内)の被写体を撮る時のAFとブライトフレームの動き。
透視ファインダーのカメラというのに、レンズの仕様を見ると、最短撮影距離は、18mmが18cm、
35mmが28cm、60mmが26.7cm。近距離を撮る時は自動的にEVFに切り替わるんだろうと
勝手に予想していました。何か秘策でも、という淡い期待もなくはなかったですが・・・。
で、それを確認したのですが、残念ながらOVF表示のままで、あっと驚くウルトラCもなし。

透視ファインダーの場合、たいてい、数10cm以内のところは、パララックスがひどくて使い物に
ならないので、技術的には可能でも、寄れるようには作らないのが普通ですが、それをやって
しまったようですね。

どんなことになるかは、いじっていただければ一目瞭然ですが・・・
最初は、ピント無限遠の位置に、ブライトフレームとAFポイントが表示されています。その状態で
AFポイントを、ピントを合わせたいところに合わせAF起動(シャッター半押し)。
AF合焦したところで、実際に写る範囲のところにブライトフレームは移動、AFポイントもピントを
合わせたところに移動(つまり、指定したところではピント合わせしていない)します。
ピント位置が近いほどこのずれが大きく、35mmレンズでは、ブライトフレームはファインダーの
端の方まで、AFポイントもブライトフレームの端近くまでいきかねないくらいです(^_^;)。
X100と同じ動きですが、あれは通常撮影では最短80cmで、135判35mm相当の広角なので、
ずれは相対的に小さく、たいして問題にはなりませんでした。

当然こうなるというものなんですが、一眼タイプしか知らない人には、トラブルと見られてしまうかも
知れませんね。
作り方どうだったかな~と思います。

それ以外は、OM-Dあたりとは毛並みの違う、素性の良さそうなカメラだけに、あまり変な騒ぎに
ならないことを祈りたいです。

追記
再度確認したところ、マクロ・モードにすると自動的にEVFに切り替りますね。被写体までの距離が、
ずれが出そうな近さでしたら、さっさとマクロモードにすればいいのかなと思います。


by kv492 | 2012-02-18 23:05 | 写真・カメラ


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