Monochrome Passage

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2009年 07月 02日

SIGMA Photo Pro 3.5.2 (Windows版), SIGMA Photo Pro 3.3 (Macintosh版) リリース

SPPvsPS

SIGMA Photo Pro の新しいリリースがアップされていました。Windows版だけですが、導入して試してみたところ、だいぶ問題だったところが改善されています。

上のスクリーンショットで、左側が SPP のプレヴュー画面、右側は現像結果のTIFFファイルを Photoshop で開いたところです。若干、色合いの違いはありますが、ほぼ WYSIWYG になったと言ってもよいだろうと思います。これなら、SPP だけでも、かなりのところまで調整できそうです。
WYSIWYG とは、コンピューター業界の方ならご存じと思いますが、What you see is what you get (見ているものが得られるもの)という意味で、特にグラフィカルなユーザー・インターフェースを作る際に、最重要な設計概念です。20年くらい前から数年、これを推進するため、設計手法や標準化、実装用ライブラリーの作成などを主要な業務のひとつとしていたので、SPP3.5.1 のありさまには唖然としてしまいました。20年前のレベルだよ、これはと。
改善されたのだから、めでたしですが。

その他気づいたところは。

1)調整設定「オート」の改善
  3.5.1 までは、「オート」に設定すると過度に軟調な絵になり、使いようがなかったですが、
  3.5.2 ではコントラスをむやみに下げないため、わりあい普通の絵になります。
2)色かぶりの自動補正?
  3.5.1 までは、グリーン系に転ぶ傾向が多少ありましたが、若干目立たなくなっています。
  カラー調整パレットをあちこちクリックしてまわる徒労が減りそうです。

残念ながら、バッチ現像した場合、XMPプロパティの CreateDate がセットされないことがある(結構な確率で出ます)問題は解消されていないようです。

by kv492 | 2009-07-02 23:58 | その他のメーカー


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