Monochrome Passage

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2008年 05月 03日

夢の跡

今日は、母の介護関係の事務処理で午前中ドタバタ。
息子達と昼食後、街中にブラリと撮影行。お伴は Biogon 21mm 付きの G2、たまには陽にあててあげないと。
かつて、いちばん多く通った映画館
G2_2008-05-03_030
(Contax G2, Biogon T* 21mm F2.8 G, REALA ACE)
私の住む市内には、映画館は現在3ヶ所。シネコンが2つと、NPOのコミュニティ・シネマが一つ、さらに映画祭あり。これだけあれば立派なものかも知れない。
映画は面白いものと決まっている、と子供の頃から思い込んでいたが、最近は年40本くらい観る(映画館で)程度。東京に住んでいた学生・独身時代は年200本以上なんてざらだったのに比べると激減だ。
とはいえ、シネコンにかかるようなメジャー系の新作だと、「これは観たい」と思わせるものは年30本程度がせいぜいで、年200本以上観ていた頃ともさほど変わっていないように思う。旧作や非メジャー系の方が観たいものの本数は多い。それをコミュニティ・シネマが拾ってくれているわけ。
東京から神戸に転勤した20ウン年前も、映画を観る本数が激減した。旧作や非メジャー系のものを観られるところがなかったから。大阪も調べたが事情は同じ。フォード、ヒッチコック、チャップリンなどの有名名画や、フランス、イタリア、ドイツ、その他の国々のものがほとんどかからないなんて、信じられなかった(そのくせ、ローマの休日ごとき凡作はしきりにかかっていたりする、ああ)。東京だったら、ほぼ毎日、どこかしらでやっていたいうのに。
ハリウッドの黄金時代である1930年代にも、ある比率以上凡作はあった。今は残念ながら、それ以上に凡作の比率が高いのだから、新作ばかり観せていたのでは、映画気狂いは育てられないんじゃないだろうか。
1930年代から40年代前半のハリウッドの映画は、とんでもなく面白いと思うんだが。それを支えたのはZEISSのレンズ、と牽強付会して、今日のグチはおしまい。

by kv492 | 2008-05-03 23:59 | 街撮り-群馬


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